ほどけないように見えたの 赤い靴紐でどこへも歩いて行ける 彼に隙はない。固く結ばれたまま、どんどん進んでいく彼の背中をずっと追い続けていたら、ふわっと 花がひらくように笑っていた。 そうして、いつもの顔に戻っているなあと思った時には、またまっ…
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